アップルの法則 (青春新書インテリジェンス)簡潔で読みやすく、文章に勢いが感じられ夢中になって読みました。
途中に歴代製品の紹介などのとき写真図が載っていてまた楽しめます。
アップルの歴史をほぼ網羅して書いてあるので理解しやすかったです。
アップルに対して多元的な見方が少し足りないかなとも思いましたが、いま勢いのあるものを書くとなるとそうなってしまうのでしょう。
アップルの次のステップが気になります。
スティーブ・ジョブズの流儀 この本は,スティーブ・ジョブズがこの30年間アップルをどのように経営してきたのかが理解できる。著者の様々なインタビューから,ジョブズの人間像というものが浮き上がる。中でも面白かったのは,マックブックのマグセーフ(MagSafe)電源アダプタが,日本の電気ポットからヒントを得ているという点。なるほどと思った。
そして,この本が述べていることは,30年前からスティーブ・ジョブズという人間は何も変わっていないということである。彼が一貫してアップルでやっていることは,「デザイン,マーケティング,使いやすさ」であり,そしてその根底にあるのは,顧客中心の考え方である。その思想を30年前のPCに当てはめようとした当時は,デザインよりも価格,マーケティングよりも法人向け販売,そして使いやすさよりも標準化が重んじられていた。そのため,Macは他のPCとは一線を画すものとなった。しかし,時代は成熟し,今ようやくジョブズが信じて疑わなかったものが,市場に受け入れられたのである。つまり,ジョブズは,30年先を行っていたのである。もちろん,今の彼は30年先の時代のことを考えているのだろう。そして,これからも新しいイノベーションを生み出すために,「世界をよりよくするために」生きていくに違いない。
そして,そのような彼の思想を僕は尊敬し,その人生に憧れる。
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)礼賛が一杯詰め込まれた、感心すること多し、の本。
「まあ、ジョブズの逸話をここまでよく集めたものだ」と。
しかし、すでにレビュアーから指摘されているように、分厚い「iCON」を
はじめ、一連のジョブズ本を読んでいる人には、目新しい逸話も少ない。
また、ジョブズの言動、実績は、よきにつけ、悪しきにつけ、いきながら
神話、偶像として崇拝される、稀有な経営者、イノベータであるがために、
その「逸話」が、どこまでホントウにそうだったのか、今となっては
確認するすべもなく、ちょっと、どこまで間に受けていいのか、とまどう。
彼の各エピソードごとに、松下幸之助、本田宗一郎、井深大ら、
日本のイノベータ、「改革者」たちを引き合いにだし、「こういう場面では
経営者たるもの、こういう決断も大事」という、敷衍を行っているのは
おもしろいけれども、稀有な個性だからこそのジョブズの神格化。
ちょとがんばれば、という次元で、誰かがマネできる個性でもないだろう。
ただ、ここまで崇拝した逸話集は、なかなかお目にかかれないので、
いろいろ複雑で、まるで「映画を見ているような」話の多い
このハイテク業界の「ヒストリー」としては大変おもしろく、
その点に興味がある読者は一読しておいても損はない。
スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡スティーブ信者のためだけにある本。もっといえば、この本は写真が多いことだけが評価できる。
しかしながらその写真にはキャプションがついていないため、なぜがらんどうの部屋に彼がいる写真が多いのか等、この本の写真を読み解くのにも他の本が必要になってくる。彼の軌跡や彼自身を知るためにも、別の本が必要になる。となるとこの本は「スティーブ・ジョブズ学」の副読本といったところか。(読了日:2008 Jan. 14)
ジョブズはなぜ天才集団を作れたか (講談社BIZ) 事実誤認のオンパレード。おまけに完全にピントがずれている。日本語版
序文を読んだ時点で、「iPodに2.5インチハードディスク搭載」とあり、
「えっ」と思ったけれど(正しくは1.8インチ)、翻訳者のチョンボかも知
れないと思い読み進めてみた。
でも、どうやら原著者の問題らしい。著者はこの業界のことはまるで分
かっていないし、この業界をテーマにして何が言いたいのかも不明。特に、
各章末の「第○章の教訓」は噴飯もの。読むだけ時間の無駄。
著者の主張に賛同できるかどうかは別にして、むしろ「スティーブ・
ジョブズの流儀 」の方が取材がしっかりしているだけはるかに読み応えが
ある。
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝ウィンドウズばかり使ってきて、アップルのことは画面がきれい、デザインが良いとは思いながら、2人のスティーブについては名前以外ほとんど何も知りませんでした。ウォズは「パソコンの設計に関しては並外れた意欲を持つ一方、経営や報酬にはまったく無頓着」とした本書の紹介記事を新聞で読み、早速アマゾンで入手したしだいです。
書かれている技術は30年以上も以前からのことですから、コロンブスの卵的には当然周知のものばかりですが、原書の語り口に合わせて訳がこなれて平易であり、にやにや笑いながらすいすい読めました。エンタメ性も十分あると思います。小高学年・中・高生、大学生、社会人全般にお奨めしたいところです。
扱う技術は異なるも、日本で見るとメンタリティ的に故西岡常一さん、岡野雅行さんに似ているかなあって。「もし君が若い発明家で、世界を変えたいと望んでいるなら、企業なんてところにいちゃダメだ。」とか、もうびんびん来ることもしゃべってくれています。
「金融工学」とかなんとかいじくるばかり、アイヴィーリーグには、物作りエンジニアが育つ土壌はもはやないのでしょうかね。
銀河流
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