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コルボフスキー著「失われた文明」(原題 太古史の謎)は講談社現代新書で昭和47年初版出版されている。現在でも販売されている超ロングセラーの本。
書評の記述にもあるように知的エンターテインメントの本だと思います。是非一読を。
古代文明の存在を証明する記録
一般に受け入れられている見解によれば、ナイル川流域に最初の国家があらわれたのは紀元前四千年ごろのことである。
それが事実とすれば、ヘロデトスと彼の同時代人が述べているのだが、自分たちの時代には一万七千年前と思われるエジプト人の古文書が保存されていたという。これはどう理解すればよいのだろうか。またエジプトの歴史を書いているエジプトの神官、マネトンは、その書物のなかで紀元前一万七千年よりもっと古い時代のことについて言及している。
彼はその年代記の記述を紀元前三万〇六二七年から始めているのである。
出典:失われた文明 コルボフスキー著(講談社新書)
地理―紀元前四千年に書かれた地図
中世につくられた航海図が大変に正確で、しかもどれもお互いに似ていることから、これらの地図はすべて、古代の地図の模写ではないかという意見を多くの学者が発表している。
これらの地図のあるものには当時は未発見で、数世紀後に発見されたような陸地や大陸についてもかなり正確なアウトラインで書かれている。またこのような地図の作成者自身が、アレクサンドリア図書館に保管されていた地図やマケドニアのアレクサンダー時代につくられた古代の地図を模写したといっている。
たとえば、一五五九年につくられたトルコのハジ・アハマドの地図は、南北アメリカのおおよその海岸線を示しているが、旅行者や地図作成者がアメリカを訪れたのはこれからまる二世紀後のことである。ソ連の東洋学者L・グミリヨーフとB・クズネツオフは、紀元前一五〇〇年頃のものと思われるチベットの古文書のなかにアメリカについての記述が見いだせると述べている。
出典:失われた文明 コルボフスキー著(講談社新書)
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